高橋五郎とチルコロ・フローラ

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主宰:高橋 五郎

 12歳よりマンドリンをはじめる。
高校時代に木下三郎氏、1964年に田中常彦氏に師事する。
1963年、東北学院大学プレクトラム・ソサエティーを創設。
1965年、チルコロ・フローラを結成主宰。
1970年、初のソロリサイタルを開催。
また1973年ヨーロッパに遊学し、イタリアのニーノ・カターニア氏に師事。
帰国後、東京、仙台、古川、山形、盛岡等でリサイタルを開催。
公益財団法人 宮城県芸術協会参事。仙台日伊協会理事、
一般社団法人 日本マンドリン連盟会長、東北支部支部長。
 宮城県2008年文化の日表彰では、教育文化功労部門において「多年にわたり音楽家(マンドリン奏者)として優れた演奏活動を行うとともに、後進の指導・育成に努め、音楽界の発展と芸術文化の振興に寄与した」として受賞し、表彰された。
(2009年1月12日、高橋五郎先生の受賞を祝う会が仙台エクセルホテル東急にて盛大に催されました。この会にて高橋五郎氏の詳細経歴がご出席の方々に配布されています)
 現在、高橋マンドリン音楽研究所を主宰し、各種演奏会への出演や、各学校、自宅教室、NHK文化センター仙台等で指導を行っている。
 なお2019年3月、東京で開催された一般社団法人 日本マンドリン連盟(以下JMU) 第50回定時総会において会長に選任され、現在も東北支部支部長兼任でJMU会長を務めている。→2019年5月のJMU会報に掲載された会長就任の挨拶文(756KB)

    

チルコロ・マンドリニスティコ・フローラ

クラブ名は、イタリア語で「マンドリンを弾く花の精の集い」というほどの意味で、 昭和40年に高橋五郎を主宰として創設、社会人を中心に学生、主婦などで 構成されている。
以来、マンドリン発祥の地イタリアのオリジナル作品を中心に、 他の楽器では表現できないマンドリン独自の音楽をより多くの皆様に聴いて いただこうと、定期演奏会のほかにも、ソロとアンサンブルを中心としたミニコ ンサートや各種学校訪問やホームコンサートなど幅広い活動を行っている。
近年はイタリアマンドリン界と積極的に交流を深め、合同演奏会やイタリア現代 作品の発表にもつとめている。

創部以来の活動の状況→チルコロ・フローラのあゆみ


    

団員募集のお知らせ

チルコロ・マンドリニスティコ・フローラでは、団員を募集しております。
練習は週1回。2019年は土曜日(18:00~21:30)または日曜日(13:00~18:00)です。
(練習日程を参照願います)
◆練習場所:仙台市民会館第一教養室他
◆団費:月2000円
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お申込み・お問い合わせは、TEL022-221-2179(高橋方) または
メール:circolo_flora@hotmail.com へのご連絡をお待ちしております。
 ・お問い合せのページへ書き込んでいただいても同上宛にメールが届きます。ご利用ください。

■練習風景の取材記事が2010年9月15日発行の「季刊まちりょく」〔=(財)仙台市市民文化事業団発行〕に 掲載されました。リンクを開いてご参照願います。
記事へのリンク(約450KBのPDFファイルです)


    

ニーノ・カターニア/Nino Catania

    シチリア生まれのマンドリンのパガニーニ
   ~マンドリンの魔術師 ニーノ・カターニア~

 ニーノ・カターニア(Nino Catania)という人の名前を耳にしたことがあるだろうか。
日本でその名を知る人はいないが、カターニア氏は1940年代半ばから1970年頃までイタ
リアのジェノヴァを拠点として活動した不世出のマンドリンの名手である。この時期は第二
次世界大戦後の復興期にあたり、イタリアからのマンドリン音楽情報が途絶えていて、そ
の様相は殆ど伝わらなかった。日本のマンドリン関係者の多くは、イタリアのマンドリン界
は大戦で壊滅的な打撃を受けて終息したのでは、と憶測していたのであった。
 確かにこの時期のマンドリン界は、かつてのC.ムニエル、A.アマデイ、G.マネンテ、R.
カラーチェなど輝かしく栄光に満ちた時代の面影を失って、再建の困難な時期であった。
こうした時代、カターニア氏はジェノヴァにあって一人気を吐き、国内はもちろんのこと
ヨーロッパ各地で演奏を行い名声を博し、マンドリン再建向上に多大な功績を残したので
ある。当時イタリアの国営放送の音楽番組は聴者のアンケートによって作成されていたが、
カターニア氏は最も出演数の多い一人であった。記録によると、そのアンケート応募者に
ヴァイオリン関係者が多かったという。カターニア氏の演奏はジャンルを超えて多くの音
楽家たちからも高く評価され、ヨーロッパ各地での演奏後の新聞等の音楽評にぱシチリア生
まれのマンドリンのパガニーニ”と絶賛の声が寄せられている。
 現代イタリアを代表するソリストのひとり、ドリーナ・フラティ(Dorina Frati)女史は
カターニアの演奏は「ストロングでエレガント、素晴らしいに尽きる」と語っている。

註:パガニーニ(N.Paganini) 1782年ジェノヴァに生まれたヴァイオリニスト。天才的
な妙技は、悪魔がついているとか「南の魔術師」「ヴァイオリン王」と呼ばれ伝説的な奏者
であった。 1840年、フランスのニースで歿。

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