◇「プレットロ・ロマンティコ」
中野二郎氏により1928年結成の「名古屋マンドリン楽団」から続いて(戦時中中断)、後1968年中部マンドリン研究会として「プレットロ・ロマンティコ」と改名した。中野二郎氏が作曲、編曲された数多くの「中野音楽」を大切に、後世に伝えることを中心に活動しているマンドリン・オーケストラである。中野二郎氏の主旨で定期演奏会はせず、特別な記念演奏会や、毎年杉本美術館(中野二郎氏と同窓生でもあり、親友でもあった画家の杉本健吉氏)や、浜松と京都でのミニ・コンサートを行っている。中野二郎氏亡き後、ご子息の中野雅之氏の指揮で活動を続けている。
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仙台市のマンドリン合奏団「チルコロ・マンドリニスティコ・フローラ」の第47回定期演奏会が18日、青葉区の市青年文化センターで開かれる。
指揮は合奏団主宰の高橋五郎さん。日本のマンドリン音楽を発展させた最大の功労者、中野二郎さん(1902〜2000年)の作品を取り上げる。
中野さんは、自ら作曲を手掛けたほか、数多くのイタリアの管弦楽曲や吹奏楽曲をマンドリンオーケストラのために編曲し、曲目拡大に貢献したことで知られている。
今回は、中野さんが育てた名古屋市のアマチュアマンドリン合奏団「プレットロ・ロマンティコ」の有志9人が友情出演。チルコロと共演し、中野さん作曲の組曲「漁村の一夜」、中野さん編曲のマネンテ「幻想曲『華燭の祭典』」などを披露する。
チルコロの単独ステージでは、スカルツィーナ「CPOラプソディ」、アレグレッティ「イ短調の前奏曲」を演奏する。
高橋さんは「中野さんは知られざる作曲家という印象が強いが、功績は山田耕筰らの大家にもひけをとらない。
彼の自作や編曲を通して、日本風の曲やイタリアらしい曲を紹介したい」と話す。
チルコロは、20代〜70代の社会人や主婦ら45人ほどで構成。週1回仙台市内で練習している。
午後2時開演。入場料1000円。連絡先は高橋さん022(221)2479。
上の記事に掲載された画像は、10月20日(土)の練習風景です。以下は拡大画像です。
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◇指揮◇高橋 五郎
◇中野二郎の世界
T.中野二郎作品より:漁村の一夜 他
U.中野二郎編曲より:幻想曲『華燭の祭典』(マネンテ) 他
◇チルコロ単独ステージ
CPOラプソディ(スカルツィーナ)
イ短調の前奏曲(アレグレッティ) 他
1.小さな古風な世界 より第5楽章「Finale(フィナーレ)」 S.スカルツィーナ
2.浜辺の歌 成田 為三/中野二郎編曲
3.Canta Sirena【高橋五郎氏選りすぐりのカンツォーネ ナポレターナ メドレー】 高橋五郎編曲
◇プレイガイド (株)ヤマハミュージック東北 仙台店 カワイミュージックショップ仙台
サンリツ楽器 仙台市青年文化センター1階「カフェレストランけやきの杜」
◇お問い合わせ:TEL022-221-2479(高橋方)
◇Eメールアドレス:circolo_flora@hotmail.com ◇ホームページ:http://circolo-flora.repeat.jp/
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